2024年02月14日

高度数の酒の熟成



泡盛は、46度以上の酒も泡盛と呼べることとなりました。

以前は、酒類的に「原料用アルコール」とされていました。

与那国の60度には泡盛ではなく、「花酒」と表示されていたことは有名です。

(正式には、原料用アルコールです)

2020年4月、特別に泡盛だけに原料用アルコールの酒類が除外され、

泡盛の表示が認められることとなりました。

焼酎及び泡盛の中から、泡盛だけに・・・です。


以前、60度の「どなん」など、高度数の花酒の古酒だけ、買いあさっていた人が居ました。

国の公務員でしたが・・・、あの後どうなったんでしょうか?

かなり、お気に入りの様子でしたが、どういう熟成酒を飲んだのかは定かでありません。

高い度数の酒はどういった熟成を遂げるのか?

まったり感が大きく、甘さも強く感じ、香りも熟成香を感じました。

今の与那国の60度や各地の高度数の泡盛が、どういった熟成となるのか?

皆さん、度数の高いほど、熟成感を遅く感じる!と思う人もいますが、

蒸留帯や濾過でも熟成感は違ってきます。

強いアルコールの刺激が納まるのは、10年以上です。

更に、熟成成分があれば、複雑な風味も演出できるはず。

蒸留後の酒は、刺激が強く、酒のポテンシャルも分かりにくい気がしますが、

満足感の高い熟成花酒!私も探して勉強してみようと思います。






  


Posted by 住職 at 22:00Comments(0)泡盛

2024年02月13日

樽酒



最近はやりの樽スティックを入れて、樽酒にチャレンジしてみました。

酒はこの前の萬座です。

樽材を使ったスティックは、簡単に樽酒が造れる!とのことで、

1本あたりの量も書かれていませんが、1升瓶分なので2本を入れました。

半年もすれば、色が鮮やかになると思いますが、

かおりの仕上がりがどうなるのか?

萬座は47度の粗ろ過。

樽香とのバランスもどうなるのか?

楽しみです。
  


Posted by 住職 at 09:17Comments(3)泡盛

2024年02月05日

マナー



コロナも落ち着き、泡盛の集まりも増えそうな様相です。

前にも書きましたが、今回はマナーについてです。

泡盛の集まりも、お互いのクースを持ち込むなど、楽しみを追求すると、

勉強することも多い。

そんな時、人のクースに「どこの酒ですか?」と聞くのは、

あまりにセンスが無いと言える・・・。

酒造所を聞き、年数を聞き、度数を聞くと、大方の情報が与えられ、

その人の酒の評価にも、ブレがでる。

「隣がいい酒ですね~」と言えば、意見が言い難くなるように、

その人の感覚を、正面から聞けなくなる。

提供する人は、素直な意見を求めるケースが大半だが、

前情報を聞いて、記憶で答えようとするケースが多いのは、残念です。

以前に飲んだ酒でも、若干の違いが聞きたいのが、提供者。

その時の感覚で、しっかり酒を利いて、ちゃんと伝えてもらいたい・・・。

次の集まりでは、こんなマナーにも触れ、

品格のある泡盛会にしたいと願っています。



  


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2024年02月03日

恩納村産業まつり



恩納村では、この時期に産業まつりが開催されている。

村内の運動公園で、メインは体育館の中で行われるそうだが、昼頃行くと駐車場が満車。

会場に入ると体育館の会場は、閑散としていた。




館内に響く音楽があり、どうやら外のメイン会場に人が居るらしい。

向かうと、ステージは催しが行われているが、盛り上がってはいない。(ちょっと失礼・・・)




実は、多くの客のメインは、村内ホテルのカレー500円の格安販売であった。



体育館裏の通路に行くとかなりの人。

整理券も配っており、二重三重に人が並んでいる。

1店舗130食限りの限定。11店舗なので、1500食ほど。



これが11時半から、約2時間で完売・完食。

その後は、夕方までまつりは閑散・・・。



村から補助金も出ているそうで、カレー売り場は大盛況でした。

B級グルメが流行っている時代に、高級ホテルのカレーはA級の安売り。



コスパ最高の昼ご飯に、県内各地からお客さんが来ている様でした。

那覇の友達も家族連れで来場。みなさん大満足のカレー祭りでした。





体育館会場には、恩納酒造、咲元酒造のブースもありました。

恩納は1500円の20度10年古酒がありました。

お湯割り用に購入!


  


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2024年02月02日

舞富名63度



写真は入波平酒造「舞富名」の63度、35年古酒。

あるところで偶然、試飲する機会に恵まれました。

説明書には代表取締役で入波平信勇氏の名前があります。

木箱入りの拘り商品で定価7万円です。

おそらく、社長が個人管理のクースを商品化したと思います。

というのも、この商品の販売前後に3合瓶60度の企画物も販売しており、

社長も一緒に試飲会をしました。その商品説明では個人管理していたもの!

という事でした。

また、同酒造所は社長の名前が表記されている酒が無く、

特別な限定扱いなのかと思いました。

さて、テイスティングの結果ですが、第一印象は、

35年も経っているのか?というものでした。

63度で元気がある!というイメージと、雑味が無く、すっきり感があって、

今後の熟成変化が期待出来できるのか?という感想でした。

考えられる原因は、ろ過が強いかも?という事。

いつもより高酒精なので、カットが早いのですが、

ろ過も変えてすっきりとさせたところ、熟成感に物足りなさが出ているかも?

それと、同酒造所は、早いカットの酒と後留部をブレンドしたり、

最蒸留に廻す酒もあったと聞きます。色々手を加えたり、

ブレンドする酒の造りを持っていたので、

商品の仕上げ(ろ過など)も色々変えていたかもしれません。

ちなみに、私の一番好きな舞富名は43度10年古酒で、

新聞巻きされた酒造所限定の酒でした。ナッツ感がしっかり出ていた商品です。

  


Posted by 住職 at 08:48Comments(0)泡盛