2012年07月12日

酒造組合

酒造組合

今年度の酒造組合連合会総会が行われ、役員が交代した内容が、

新聞に掲載されていた。

前年度に発覚した古酒の表示詐称問題から数ヶ月、

組合内の信用も崩れたのだろうか?

人事案件は、執行部の思い描く内容ではなかったのでは?と感じている。

その他、北部組合が新組合ではなく、支部継続となっているのの、

新副会長には、ヘリオスの松田氏が就任しており、

北部組合においても、一部意見が割れているような人事は、

消費者に解りにくい現状となっている。


沖縄県酒造組合連合会の概要は、HPでは以下のように説明されていた。

酒税の保全及び酒類業組合等に関する法律に基づいて、
県内6カ所の税務署単位で設立されている酒造組合の連合会として、
泡盛の健全な進歩発展及び会員の自主的かつ自由公正な事業活動の振興を期し、
事業を行うことを目的に設立しました。


元会長の佐久本武氏(瑞泉酒造現会長)は、表示問題の対策の遅れから、

責任をとったのか?

それだけではなく、数週間前に新聞掲載された取材コメントには、

今後の対策として「3年100%を古酒とする」との方針があったが、

その話も疑問がある。

マスコミの勇み足的発表だった!と聞こえる中、

新聞に掲載されれば、そうも言えなくなる。

組合内でも「寝耳に水」と批判話があった。

この件も会長交代と関係しているのか?

ともかく、泡盛ファンの不安を煽っているのは間違いない。


その古酒表示について、ある方はこう語っていた。

業界は販売にあたって、昔からごまかしの体質があったのでは?と。

首里で、甕一杯に入れた泡盛は、ヤンバルまで各地で量り売りされるが、

減る度に水で埋め、ヤンバルに着いても量が減ってなかった・・・という話。

行商の笑い話まで挙げて、「業界の体質」と苦言を呈した。


私は、組合のまとまりは、古酒表示の統一に必要最低限の条件と考えています。

平成16年に、自主規制された。

あれが、法的な効力が無い自主規制だったことから、

緩やかにごまかせたのか?とも思える。

古酒の表示条件「3年100%」は、法的にも効力のある規約として、

今後整備する消費者との約束は、全社が確約できないと意味がない。

次回は法的な効力と言うなら、いよいよ事件性も出てくる。


私的には、3年から古酒なんてありえないから、

10年にして、それまでは年数の内容表示がいいと思いますが、

どうでしょうか?



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Posted by 住職 at 22:00│Comments(2)泡盛
この記事へのコメント
何年寝かせたか
どのようにブレンドしたか
というようなことはどのように(科学的に)証明されるのでしょうか?

アルコール濃度の調べようはあると思うのですが。。。。。

メーカーを信用するしかないのでしょうか

仮に貯蔵年数が正しいとしても、貯蔵方法が各々で異なれば、質も異なると思います

アルコール濃度や年数、詰め日の他に原料、発酵、蒸留、ろ過、貯蔵法(かめ、ステン、ほうろう、樽、ガラス容器など)、仕次ぎ熟成か否か、ブレンドの割合などの詳細な情報が、ラベルに明記されることを望みます

消費者はそれらを見て判断すればいい

生産者の組合があるなら、消費者側に立った評価機構があってもいいような。。。
Posted by Ai-Nyai at 2012年07月13日 08:43
貯蔵方法の記載はイイですね。

最近は、3年古酒の味わい!とか、
クースと変わらない風味がある!とか、
フレコミがうるさいいんですよね。

評価機構・・・賛成。
Posted by 住職住職 at 2012年07月13日 09:27
 
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