2013年04月28日

かりぃー!

かりぃー!

写真は、沖縄の市場で見る色鮮やかな魚です。

ハタの仲間で赤い魚で、赤ジンと呼ばれる魚は、

沖縄でも高級魚で、尾頭付きは縁起物です。(強引?)


さて、タイトルにもある「かりぃー」は、「嘉利」と書きますが、

県内のイベントの乾杯では最近、よく聞く多い掛け声になりました。

一般的な乾杯の音頭では、「皆さん御唱和願います!」と言って後の、

乾杯!・・・のあと、唱和する「乾杯!」

沖縄では、「嘉利(かりぃー)」を使いますが、

それぞれ、言い方がマチマチで、どれが本物なのか?分からない。

「嘉利(かりぃ)」と言って後の御唱和が「嘉利(かりぃ)」だったり、

「嘉利さびら!」と掛け声をかけたり、みんなが「かりぃさびら」と言ったり、

何か統一出来ていない。


私が聞いたのは、そもそも始めたのは、比嘉良雄さん!だと聞いています。

始めた時には、「ぐすーよー嘉利さびら!」と言ったら、

会場は「嘉利(かりぃ)」で唱和するのが、本来の言い方。

確かに、「ぐすーよー」は「皆様」の意味。

「嘉利さびら」は「めでたい」の嘉利と「さびら」の「しましょう!」の言葉ですから、

「お祝いしましょう!」のような言葉で、

「嘉利」で返すのは、「めでたい!」という意味。

形式は、格好良く統一しないと、沖縄のイベント全体が、

言葉の意味も分かるいないようで、寂しくなります。


嘉利は、「嘉利吉」の”かりぃ”と一緒ですよね。

掛け声を発する人の発声と、返す人の言葉の違いがあるから、

沖縄の乾杯は格好イイのですが、

最近は何か違っているので、違和感のある「乾杯の音頭」の話題でした。


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Posted by 住職 at 22:00│Comments(2)その他
この記事へのコメント
ある宴席で現沖縄県知事のお父さん?仲井間元皆氏の説で、乾杯は「かりぃ」では無く、「御酒(ウサキ)カミアギラ」が正解だとか。
本来は「乾杯」に代わる沖縄口は存在せず、敢えて言うならば「ウサキ、カミアギラ~!」で一同「カミアギラ!~」といい、
「御酒を神に捧げようではないか」 という意味の事を話されていたというお話。
真偽の程はわかりませんが、これはこれですばらしい考え方の言葉だと、思いました。誰か聞いた事ありませんか?
Posted by 昭和オヤジ at 2013年04月30日 08:37
これも、初耳ですね。
ブログが勉強になっています!

東京農大の小泉先生の話で、
こんなのがありました。

実は奈良時代から、
「たなつもの」と「ほたつもの」っていうのがあって・・。
「たなつもの」は、田んぼで作るもの。
つまり米。これは神様に捧げる。
それから「ほたつもの」は畑で作る。
これは麦など・小麦ですよね・・・。

米は、神に捧げるのですが、
泡盛も清酒と同じく米の酒、
神様への酒だから、カミアギラ!はイイですね。

でも、方言を知らない私ですが、
「カミアギラ」のアギラは、「捧げる」なんでしょうか?
「上げる」であれば、失礼になるのでは?
「ウサギラ」ではいけないのでしょうか?
その辺、難しいですね。
Posted by 住職住職 at 2013年04月30日 09:58
 
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