アジアと東洋
あるイベントで、アジアと東洋の違いを考える場面がありまして、
自分も同じように使っていたと感じたので、
改めて、調べてみました。
YAHOO知恵袋にあった記事を掲載すると、
東洋とアジアの違いは、
東洋:アジア諸国の総称。
特に、日本・中国・インドなどアジアの東部・南部をさす。
アジア:六大州の一。
ユーラシア大陸の東部と中部、および付近の島々からなる。
ウラル山脈・カスピ海・カフカス山脈・黒海・ボスポラス海峡を結ぶ線で、
ヨーロッパと画され、スエズ地峡でアフリカと接する。
世界陸地の約3分の1を、また世界人口の2分の1以上を占める。
とありました。
よくわからないので、面積的には、どうなるかと調べると、
日本では、東洋=東アジア、と一般的に考えられます。
それに東南アジアが入ることもありますが、
アジアよりかなり狭い範囲になります。
しかし、これがオリエント(=東洋)となりますと、
トルコから東の地域すべてを指す場合もありますので、
シベリアなども含まれ、アジアより広くなります。
東洋という表現はかなり幅が広く、限定しなければ、
比較の対象にすることはかなり無理があります。
東洋を「オリエント」とすると、シベリアを含み、
アジアより、広くなる・・・。
なるほど!です。
その他に、日本的には、
地理的なアジアに含まれる中東やシベリアには、
現代は東洋のイメージがない。
「東洋とは言えないが地理的にはアジア」という部分が存在するので、
アジア>東洋 ・・・ と言うことで、アジアの方が広いでしょうね。
という意見もありました。
思ったより複雑で、使い分け出来ていない事に気づいたので掲載。
どうも、厳密には東洋が広いのですが、
意識的にはアジアが広いと使っているようです。
イベントでは、中国人が「東洋」を「アジア」と言い直した事で、
笑いがありました。
もしかすると、「東洋」とは、
中国、韓国、日本で一般的に使われている文化圏が絡んでおり、
自分らを中心とする文化圏を示す意味で使われているのでは?と感じます。
ヨーロッパからすると、東洋は「オリエント」。
トルコ・シベリアなどの別の文化圏が入る広い地域になっている。
日本人に、「アジア」が大きく感じるのは、
オリエントをしっかり学べているから・・・で、
中国は、自らの文化4000年の歴史から、自国中心の東洋より、
アジアが広いと思っているかもしれません。
アジア大学と東洋大学は、どちらが包括している?
などの話題に繋がると、喧嘩しそうですね。
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