新酒について

住職

2025年05月07日 22:00



泡盛は古酒になると、美味しいことで知られています。

このブログでも、43度は20年以上が飲み頃!とか、書いていますが、

そもそも新酒から育てるのが泡盛文化です。

新酒の味に、古酒なった時の風味を感じなければ、

泡盛の専門とは言えない!わたしの考えです。(威張っている?)

地酒なので、それくらいは文化として、分かってもらいたい!

考えを押し付けることはないのですが、

酒飲みなら、ただ酒を飲むのではなく、少しは地酒のことも理解してほしい・・・。

そんな感じです。


新酒は、どれも同じだと勘違いされていては、泡盛も心外です。

メーカーごとに、結構な違いもあるのですが、

悪いことに、まず、メーカーも新酒を出さない。。。

ここに、問題がありそうです。

ある程度、飲みやすくなってから・・・という意味は分かるのですが、

泡盛の文化的には、「育てる!」という言葉がある。

真っ新の新酒から、売るのが、一番の近道だと考えますが、どうでしょう?

酒造所的には、良い造りの酒を、酒造所のお墨付きで、

古酒用として販売する。

それが一番です。

それが、本当の昔ながらの泡盛文化だと思います。

それには、新酒の味も分らないといけない。

そんなところです。


人間は、記念日とか好きなので、その時の思い出で、

ちょっとだけ投資をさせる・・・。

贅沢ではないのですが、目の前の祝い酒代を削り、

新酒を買わせるのは、難しいのか?

私は、新酒をお歳暮とかにも使いますが、みんな喜びます。

数年後に、私からもらった酒が、こんなになっています!と言われると、

嬉しいものです。

「自分が育てた」と言ってください!と言いますが・・・。

とにかく、新酒は美味しい!それを伝えたくて。

以上です。


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