平良空瓶店

住職

2008年09月17日 21:00

泡盛の空瓶はリサイクルと新瓶使用の2種類がありますが、

今日は、空瓶店を見たときの記事です。



お近くに瓶の引き取り先があったら、見に行ってもたのしい・・・・と思いますが、

空き瓶回収屋さんの行き先は、すべてここ。

空瓶店です。

わたしの住む浦添には、「平良空瓶店」があります。

(なんと平良空瓶店さんは、県内に数店舗あるのですが、親戚でも何でもないそうです。)



店の人に聞けば、ここには全島から集まると話しており、

回収のシステムは、個人持ち込み、業者(空き瓶回収業)持ち込みと2種。

共に現金商売のようです。

金額は、1升瓶でリサイクル用の茶色が25円。

4合瓶も同じ25円程。

それを、酒造所は10円から15円の上乗せで引き取るそうです。(ビール瓶は別)

広い敷地で扱われる瓶は、主にビールと泡盛の2種類。

ビールはオリオンが主ですが、アサヒ、キリン、サッポロもあり、

県外品は選別されると、船便で送られるようです。

(県外運搬費もバカにならないと思いきや、利益は出るシステムのようです。)



想像できないのは、泡盛の瓶の仕分け。

見た限りでは40種類以上はあります。

選別された瓶は、それぞれメーカーに返されるのですが、驚いたことに

大手はポピュラーな瓶(2枚目の瓶)は購入し、リサイクルはせず、新瓶を買うことでした。



中には見分けにくい瓶もありますが、選別してメーカーに送られます。

ここでは洗浄せず、あくまで、回収・選別のみ・・・

そういえば、メーカーには洗瓶機がありますね~。。

「飲み物だから、ここで洗ってもまたメーカーで洗わないといけない・・」と店主。

考えると、メーカーは新瓶でも洗いますよ・・・



まとまった数になると、パレット(1枚目、木の台)に載せられ、トラックへ・・・

1パレットには千本以上の4合瓶が乗り、トラック1台には6パレットが乗ります。

少ないときで3台/日、多いときは10台にもなるとか・・・

今回は、リサイクル業務のなかでも、最も完成された瓶回収のシステムをご紹介しました。




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