2024年04月12日
クースの味 1
模合に提供した酒です。
石川酒造「玉友」の1升瓶。
表示を見ると、43度で酒造所が寒川時代となっていました。
電話番号が那覇局の3桁。
この表示から、製造年が分かります。
石川酒造の移転が平成2年、沖縄の局番が変わったのも同年。
ラベルは、平成2年(1990年)の商品だと判明します。
ラベルは百枚以上の発注だと思うので、酒はその頃から2、3年の間に瓶詰めされたはずです。
でも、中身は寒川時代の酒だとみてもいいでしょうね。
34年目のクースです。
酒の紹介はいいとして・・・
今回も皆さん、ロックで飲んでおいしい!と・・・とか言ってましたが、
本当に酒(クース)の価値を分からない飲み方で、残念です。
15人で飲みましたので、完飲でしたが、私の話でクースの香りの変化を感じた人は数人でした。
ほぼ、私より年上で、「ムンナラーシ」:教える!という事も、教わるという事も、
そんな空気でもなく、酒には悪い事をした!と思う時間でした。
この人たちは、クース本来の味を知らぬまま死んでいく沖縄の人・・・なんだろうな~とか、
自分が悪いのですが、今回も虚無感を感じた時間でした。
学校で教えて欲しい・・・。
Posted by 住職 at 22:00│Comments(0)
│泡盛