2009年10月30日
昔造り 4 昔の泡盛
昔の泡盛の話をよく聞きます。
人によって、昔が何時頃なのかを聞かなければいけないのですが、
このシリーズは、戦後直後~最近?の80年代まで、40年位の幅があると理解してください。
酒造所で、昔の泡盛の再現の話を聞くと、麹の話になりました。
昔の泡盛みたいに・・・・との話の多さに、
「雑菌の混入した時代の泡盛は、品質が一定でなかったので、味のばらつきもあった・・・」
と話していました。
シー汁の話では、浸漬作業で、翌日の午前中ならまだしも、
24時間くらい置くこともあった・・・と話していました。
忠孝の「シー汁浸漬法」では、15時間~24時間とネットにあったので、
「昔もそんな変わらないのですか?」と聞くと、
昔のシー汁は、水に1升分くらいの量を入れてやっていた・・・と話していました。
シー汁浸漬も昔は酒造所ごとに差があったと考えると、味の差もあることが予想できます。
それより、忠孝の方法をもっと勉強してから、もう一度聞いてみようと思いました。。
2009年10月29日
豆腐よう★金武酒造
「豆腐ようの美味しいものを教えて!」と聞かれることがあります。
作りの手間を考えても、美味しい豆腐ようは値段も張りますよね。
それこそ、琉球は冊封の時代に、豆腐ようは宮廷料理ですし、
唐からの使者達に食べていただいた料理ですから、
凄く美味しいに違いないのに、食べ難いものや硬いものが多いのも、疑問です。
写真は、金武酒造の豆腐ようです。
我が家の冷蔵庫で1年以上寝かせ、この度、瓶に入れましたが、
非常にまろやかで、買って直後の「変わっている!」と言われる、
キャラメル系の紹興酒のような香りと味わいは、より深く溶け込み、
ミルキーで、素晴らしい触感に変化しています。
豆腐ようも泡盛と一緒で、しばらく熟成が必要で、需給のバランスが崩れると、
直ぐに注文から数ヶ月の待ちになるのは、そのためです。
一般に出回る豆腐ようが、硬目だったり、渋かったりするのは、熟成不測も考えられますので、
しばらく置いておくのも、一つの方法です。
それでも、変化が無ければ、パスタにでもしましょう。
発酵食品は、賞味期限が無いのが有名ですが、置き過ぎは見た目が悪くなりますのでほどほどに・・・。
クースの様に手間が必要で、仕上がりに熟練を要するのが豆腐よう。
もちろん、泡盛も使用しますが、使う泡盛によっても味の違いがあるはずですし、
その泡盛と合わせて頂くのも、格別です。
かつて、「銘酒誕生物語」で放映されましたが、
宮里酒造所の「春雨」で豆腐ようを作っていると紹介されたのが、那覇にある琉球料理乃山本彩香。
番組内、宮里社長も「ここの豆腐ようと春雨が好き」とのこと。
豆腐ようはこだわりを持ちたいですよね・・・。
使われている泡盛を聞くのも面白いですね。
2009年10月28日
浦添の中央公民館講座
浦添市の中央公民館講座では、先週より泡盛講座が始まりました。
毎週水曜日の講座には、20名ほどの受講者が集まり、熱心に講座を受けています。
写真は先週の講座で、琉球泡盛倶楽部の会長:長嶺哲也氏が泡盛の歴史などを話されていました。
実はプレ泡盛講座で、私も先々週、「忠孝酒造」と「宮里酒造所」の、2つの酒造所を案内しました。
凄くイイ見学できた。。
今日も19:00から講座。
来週、11月からは4回に亘って、杵鞭(キネムチ)氏の講座です。
楽しみ♪
2009年10月27日
クースの試飲
先日、クース持ちの方の自慢のクースを試飲しました。
いくつかの試飲をしましたが、私も「試飲の心がけ」に欠けたところがあり、反省点がありました。
主に同じ銘柄の甕熟クースを、比較テイスティングしたのですが、
同じ酒ならではの特徴に、どんな違いを見出すかは、じっくりと後味まで受け止めないと、
勘違いしやすいので、要注意です。
その時は、30年前後の異なる甕の2つを、1口目で同じ酒と思ってしまいました。
言うほど難しくないですが、元が同じ酒なので、甕のミネラリーなとこは、
後から感じますし、油脂成分の量からくるシャープさも、最後まで比較しないと解りません。
もう一つは、やはりテイスティングは専用グラスで・・・ということです。
色や粘性や香りを効くための、グラスは必需品です。
場合によっては、持ち歩かないといけません。
他に、開くまでの時間も重要です。
少し反省の残るテイスティングでしたが、やっぱり萬座は美味しかった!
というのが、感想です。(嬉)
ありがとうございました。
2009年10月26日
昔造り★3 お風呂
昔の泡盛工場では、風呂をもらいに来る人もいたそうです。
蒸留釜が自釜で、単純な冷却水システムだった(請福のような・・・)ので、
「巡回して水を回さないと、直ぐお湯になってしまう・・・」と話をしていると、
「どっかのオジーが、お風呂に入りにきて、長く浴びていたこともあった」という話がありました。
私なら、「若い女性限定!」みたいな看板でも建てますよ!
蒸留は午前中の作業が多いので、そんあんことなら、朝から励みになる!とかで、
活気が出ますよ・・・きっと。
オジーだと、見知らぬオジーの風呂沸かしているみたいで、仕事にも集中できないでしょ(悲)
沖縄のリサイクル談話では、比較的早い話ですね。
2009年10月25日
第33回 沖縄の産業まつり 琉球酥本舗
市町村ブースの一角に「琉球酥本舗」がありました。
丁度神村酒造さんの向かいです。
前に、知念の比嘉勇彦さんの久手堅窯で、こちらの方に豆腐ようを頂いたことがあり、
お礼がてらに、伺うと特価商品がありました。
通常1500円の豆腐ようが、熟成が進みすぎて形が崩れたということで、
2個で300円になっています。
ご存知のように、豆腐ようは発酵食品。
賞味期限なんてありませんし、形は崩れても、熟成は進んでいるので、かえって美味しいんです。
4つかって600円でした。
写真にあるように、汁は漬け物やパスタにもイイですし、これはお買い得でした。
奥武山公園の58号線添いにあるのが、本店です。
気になる方は、お買い求め下さい。
本業のお菓子も絶品なので宜しくお願いします。。
2009年10月25日
麺や 偶
浦添市宮城の「麺や偶」に行きました。
以前から評判を聞きつけ、行きたかったのですが、
定休日の火曜日に行って、食べられなかったりして、食べるのが遅れました。
場所は、ツタヤの内間店の通り(北那覇税務署通り)添いで、ちょうど税務署の向かい当たりです。
駐車場は、パイプライン側のファミマと建設機械のリース屋(幸建リース)との間の道にあり、
リース屋の直ぐ隣りにあります。
離れてますので、晴れの日に行きたいですね。
店内はレトロな雰囲気で、30年前にタイムスリップしたような気分。
扇風機や張り紙メニューも古めかしく演出しています。
変わった器ですが、横から見ると斜めになっているんです。
少なく見えますが、底が深くタップリの量でした。
味は評判通り!
又、行きたくなる味でしたね。
新米ご飯のサービスが嬉しかった・・・です。
2009年10月25日
第33回 沖縄の産業まつり 瑞泉酒造
今年は、佐久本会長、社長も見ませんでした。
一言、3日麹の酒のすばらしさを伝えたかったのですが、残念でした。
120本限定の3日麹の44度は、瑞泉らしい深いコクを感じました。
濃厚な味は、ヤンバルの山の奥に入っていくような、神秘的な味で、
他の泡盛にあるどこか軽やかな印象より、ドッシリとした重厚感がありますよね。
最近、瑞泉に人気があるのは、新酒から熟成変化を楽しむ人が増えたからだと感じます。
この3日麹も、瑞泉らしさを保ちつつ、首里酒ファンの心を掴んでますよ。
2500円の値段もアッパレでした。
毎回販売される量り売り商品と、エッチングボトルは人気の商品。
試飲もできました。
2009年10月25日
第33回 沖縄の産業まつり 神村酒造
神村酒造は市町村ブースにありました。
通常販売の新暖流25度や暖流、神村原酒51度もありました。
マニア好みの商品では、5年の甕貯蔵クース。
工場ギャラリーで販売している商品です。
新商品は、51度のタンク貯蔵「神村原酒3年古酒」ブラックラベル。
これからの販売ですが、先行販売でまつり会場で試飲出来ました。
これは、良い酒でしたね。
甘い、とにかく甘味の強い酒だと思いました。
今後の仕次ぎ用などにも、大いに期待できる酒です。
2009年10月25日
第33回 沖縄の産業まつり 久米仙酒造
こちらは一番南に位置していた那覇久米こと、久米仙酒造さん。
いつも、驚きの商品を販売するので、私の中では注目度が高いんですよね。
今回は、雨宿りついでに、3つのリキュールのアンケートに答えて、
エプロンをゲットしました。(喜)
去年からあったコーヒーリキュールに加え、思案中の2つのリキュールは、
パッションフルーツとショウガでした。
流石、同じ物は避けるという考えですが、ジンジャーとはビックリです。
この季節から、寒い時期にショウガは暖まりますよ。
サイダーに生ショウガを濃いめに入れても、中から暖かくなるのを感じるので、
お酒に入れれば、効果倍増です。
「必ず商品化して下さい!」と激励しました。
パッションは、香りに少し南画ありますが、香りは好きな人には止められないという特徴があります。
リキュールなので、カクテルのレシピにも活かせるとおもいます。
毎年の瓶貯蔵クースもありました。
実は、このコーナーは穴なんですよね。
今年も10年43度1升瓶が5000円でした。
「からからとちぶぐぁー」の長嶺さんが買いましたので、多分お店で飲めると思いますよ。
おそらく、那覇久米さんのクース香を感じたことないひとは、驚きの香りだと思います。
この蔵のクース香はまた絶品なんです。
会場では試飲できる商品ではないので、店で確認して来年ゲットするのも手ですよ。
2009年10月25日
第33回 沖縄の産業まつり
「琉球」の新里酒造には、新発売の商品もありました。
35度の古酒は、新商品。
価格もまつり価格で割安だそうです。
「琉球スタイル」は、まだ一般に販売されていない商品。
古酒ブレンドの30度は、写真では解りにくいのですが、断面が多角形の瓶です。
すべての商品が試飲できました。
10年の古酒は、絶品でした。
数年前の知事賞受賞酒を思い出す様な、新里酒造らしい、香りの高いクースで、
2合1800円は安いですね。
先程の「瑞泉」と比べると、女性っぽいエレガントな味ですが、
しっかりと力強さも併せ持っています。
ゆっくりと時間を掛けて飲みたいクースです。
看板の島旨は、タテガミ無しのラベルでした。
人参は無かったっす。
2009年10月25日
第33回 沖縄の産業まつり (株)比嘉酒造(まさひろ)
「まさひろ」の比嘉酒造です。
麹違いの泡盛や県産米仕込みの泡盛など、話題性も多いブースでした。
20年古酒は、2合で8000円。
やまかわの20年が、20000円くらいなので、価格的には良心的とも思えました。
客足があれば、売れている商品です。
2009年10月25日
第33回 沖縄の産業まつり 与那国島
市町村ブースに与那国島のブースがあり、3酒造の泡盛が並んでいました。
気付いて良かった。。
来月の離島フェアーの挨拶はそつなくやっておきました。
メーカーさんは、見掛けませんでした。
2009年10月25日
第33回 沖縄の産業まつり ヘリオス酒造
ヘリオスは中小企業のブースにありましたが、目立ちませんでしたね。
向かいには、久米久米さんがありましたが、泡盛の販売というより、
リキュール主体で販売していました。
比較的、甘めのリキュールでカクテル向きのレシピに仕上げている感がありました。
梅酒は美味しかったですよ。
2009年10月25日
酒造組合のポスター
酒造組合のポスターです。
武道館アリーナの泡盛展示コーナーに貼られていたポスターは、
県下の46の泡盛酒造所と、混成酒を造る泰石酒造、組合を含む48メーカーが、
地域別にポスターになってました。
デザインも気になったので、「もらえませんか?」と聞くと、この為だけに製作されたポスターだそうです。
もらえなかったら、写真だけでも・・・と6枚納めてきました。
デザインもいいですよね。
東京で、「都道府県バッチ」という王冠風バッチが、
ボランティアの募金として活用されているようです。
ガチャガチャで100円で買えるんですが、かなりの収入だそうです。
組合の48種類のバッチも作れば、人気間違いなしですね。
地域で作っても、売れるんじゃないでしょうか?
武道館アリーナの泡盛展示コーナーに貼られていたポスターは、
県下の46の泡盛酒造所と、混成酒を造る泰石酒造、組合を含む48メーカーが、
地域別にポスターになってました。
デザインも気になったので、「もらえませんか?」と聞くと、この為だけに製作されたポスターだそうです。
もらえなかったら、写真だけでも・・・と6枚納めてきました。
デザインもいいですよね。
東京で、「都道府県バッチ」という王冠風バッチが、
ボランティアの募金として活用されているようです。
ガチャガチャで100円で買えるんですが、かなりの収入だそうです。
組合の48種類のバッチも作れば、人気間違いなしですね。
地域で作っても、売れるんじゃないでしょうか?