2024年01月15日
南島酒販 shimmer#1

shimmer#1 常盤 汲水歩合130%仕込 44度 容量720ML¥3,850(税込)
もろみを仕込む際に投入する水分の原料米に対する量を「汲水歩合」と呼び、
通常170~180%で仕込まれる中、130%という低汲水歩合で製造した『常盤』
撹拌の手間や蒸留時の焦げ付きなど効率性が悪く、
もろみの絶対量が下がることで通常の汲水歩合より収得も下がるという
大量生産にむいていない造りですが、その造りだからこそ表現できる、
古酒向きの味わいとなっております。
サンフランシスコ・ワールド・スピリッツ・コンペティション(SFWSC)2023」において
最高金賞となるダブルゴールド、 「東京ウイスキー&スピリッツ・コンペティション
(TWSC)2023」でも金賞を受賞。
しまプロジェクトと言われる南島酒販の試みは、
酒造所の挑戦をお手伝いし、全量買い取り販売するもの
この伊是名酒造の「常盤」は説明にもあるように、汲み水歩合を極端に落とした造りで、
昔造りの泡盛を再現している。
ラベルにノウハウ(技術)が詰められているが、
気になるのは、発酵日数が34日もあるところ・・・。
通常の2倍ほどの発酵日数は、かなりのコストとなる。
水が少ないとこれほど発酵の速度が落ちるのか?
あるいは、寒い時の仕込みなのか?
そして、末垂れALCは10度と言うから、かなりの低さまで蒸留をしている。
それでも、蒸留後は48.7度と言うから、
発酵終わりの試留のもろみALC度数はかなり高かったと想像する。
隣の島で造られる「たつ浪」が同じような汲み水歩合だが、
蒸留機の形式の違いもある。
非常に興味があるが、3850円は1本丸ごと買う度胸がない。。。
Posted by 住職 at 22:00│Comments(0)
│泡盛