2007年05月31日

泡盛探検隊・・・3

おっと~。

久しぶりの宮里酒造ですが、電話はどうしよう。

いきなりは失礼ですが、

徹社長はいつもハードなスケジュール。

(行ってみて、会えなければ、その日は縁が無かったと思って!)

通りすがりで、この酒のことが聞ければいい・・・。

とりあえず、行ってみよう!

泡盛探検隊・・・3

余談ですが、写真は私所蔵の春雨。

今や泡盛会のアイドルになった宮里酒造。

「古くも 香り高く 強くも まろやかに からくも あまい酒“春雨”」

のキャッチフレーズは、有名ですが、

この意味は、かなり深いですよ。


初期の熟成段階では、古いと香りは高くなるのですが、

長期で熟成が進むと、甘味に変わる香味成分や、失われる成分もある。

春雨は、それでも、香りは高いと言ってるのです。

これは、数十年先の香りを指しています。

2行目の「まろやかさ」は、「強さ」と関係するのですが、

ここで言いたいのは、油分の事。

一般に言う、「パンチ」や「アタック」の強さではなく、

たっぷりの油分から、まろやかさがあり、

何年経っても脂の載った酒を強調している。

最後の「からくも、あまい」とは、

まさに油脂成分を残存させる技術ではないでしょうか?

度数(からさ)が高くとも、春雨にはまろやかさ(油脂成分)があり、

何時までも「元気」がある。

長期の熟成に耐え、甘味を増していける自信なんでしょう。

リンクの酒造所説明でもあったように、

2000年サミットが酒造所の節目となったようですが、

桶売りで、どの酒に入れても、酒質を上げられるという、

自社の研究の結果が、他社にはマネ出来ない

「本物」を育てたんでしょう。

私の酒も15年を越えましたが、 まぁ~・・・いい酒です。

・・・・・ちょっと長い余談でした。



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Posted by 住職 at 13:00│Comments(0)泡盛
 
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