2012年11月20日

泡盛の歴史 2

泡盛の歴史 2

前回の記事で、私のクースへ異常ぶりが解って頂けたかと思いますが、

同じような考えの人は他にもいると思うし、

クース馬鹿は、今や認知されつつあるので、今後も堂々と書きます。


クースは育てれば育てるほど、私のような感情が湧きますし、

情も大きくなります。

理解できる人には、「宝」ですから、より良い評価を受けたい・・・。

造るノウハウについては、人にすぐ、美味しいクースを造られては困るので、

情報は自分だけの秘密で、工夫などは他言したくない。


持っている事も言わなければ、育て方も言わないのが普通です。

クース持ちの間では、もっとマイナーな話も聞けますが、

それを聴かせたところで、役に立たない人には聴かせない。

それが、本物のクース持ちの本音です。


鑑評会の話は、今や蛇足かも知れませんが、

評価は、20人の審査員で、厳選に行われます。

この酒が県知事賞、この酒が優秀賞・・・と、決められますが、

自分の酒の良さを基準に飲むと、「本物は他にある」と思うことも度々。

なぜなら、嗜好品だから・・・個々の主観は違うので!

クース持ちには、「クースを知っている者と、知らない人の違いかも?」

と考える人が、一般的かも知れません。


いずれにしても、時代の流れで、

クースに関する考え方が、変わってきている事実は否めないし、

昔の話をしたのは、そんな考えもあることを伝えたかっただけです。

でも、昔が正しいとも言えませんし、今が進んでいるとも言えない。

選択肢は飲む人にあるかな?と・・・。


酒の立場で話をすると、出来上がりにムラはあっても、

鑑評会に出品される酒は、全部選ばれた健全な酒。

人間にたとえると、生まれたては、性格も分からない・・・。

育て方は、人それぞれ。

可能性がある生まれたての古酒を鑑評するのは、

慌て過ぎ!だとも思えます。


良い古酒の可能性は、時間と維持管理に比例している。

そうでないと、古酒が「宝」にはならないはずです。


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Posted by 住職 at 22:00│Comments(1)泡盛
この記事へのコメント
住職さん、こんばんは。


全くその通りですね。

要はいかに気持ちを込めるか、ということだと感じます。


泡盛は常に振動している。波動です。

酒の気持ちを理解するには、ここから感じなければいけないかと。


泡盛を上手に育てている方は、そのあたりを心得ているのでは。

そんな馬鹿な!と思う方々もいるとは思いますが...。


愛情無くして泡盛は育ちません。

ポジティブな波動を、泡盛に送り込むことが大切ですよね。


造られた理屈なんてどうでもいいです。

自分で泡盛を育てれば、何が本当のことかわかるはずです。


泡盛に手を当てれば、答えは返ってきます。

ちょっと過激な意見ですが、たぶん泡盛ファンの方にはご理解いただけるのではないかと思います。

たぶん。
Posted by keipapa at 2012年11月22日 20:01
 
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