2012年12月27日

古酒を好んで飲む

古酒を好んで飲む

写真は、忠孝蔵で販売している古酒ケーキです。

しっかりと泡盛の味を感じますが、美味しいです。

ケーキですから子供でも食べれます。

忠孝では、先日販売の「黒の甘酒」とセットで、観光土産にも最適。

値段も手頃です。

ご紹介まで・・・。


さて、前回の続きと言ってはなんですが、

泡盛には、「クース」と「一般酒」がある話から始まり、

課税率を変える話までなりました。

本当は、新酒にもクース用の原酒とか、

季節による品質で、課税を変えるくらいの話をしたいのですが、

マニアック過ぎて、怒られるので、酒税の話は終えます。


頭に戻って、泡盛にクースと一般酒があるように、

人間側に目を向けると、飲む人も大きく2つに分かれると思います。

クースを文化的な酒と尊び、大事に飲める人と、

酒は酔えればいい!と言って、年数は関係ない人。

正直、私の悩みはココにあります。

先日も、忘年会に持って行った30年近いクースに、

「レモンを入れると面白い味になる!」と言う輩(やから)が居て、

酒に謝りました。

私的が思うに、酒は飲めても、クースが飲めない人は山ほど居ます。

飲めない!というより、飲ませたくない!ですが、

酔えればいいと思っている類(たぐい)です。

そして、厄介なのが、飲めるグァーシーの人です。

はじめは、話にも付き合い、飲めそうですが、進むにつれ、人格が出てくる。

最後は、飲まさなければ良かった・・・と反省するタイプです。

これは、女性と思っていたのが、オカマだった様な類で、

かなり凹みますよ。


クースは、「文化」。

私の中では大きな柱ですが、これが理解できない人が居るのは、寂しいです。


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Posted by 住職 at 15:53│Comments(4)泡盛
この記事へのコメント
住職さま
オカマが聞いたら怒るかもしれませんね.

確かに、確かに

私とて、知人の中には酔えればそれで良い人は大勢います.
だからその人が悪い人ではありません.念のため.

色んな人が集まるところに貴重な酒を持っていくのは憚りますね.嫌な思いをしますから.

かといって、分かち合える人が周りにどれほどいるか.

結局、独り善がりの世界に入ってしまう事になる.

こんな事でクースを持ち続ける事に一抹の不安を覚えます.

クースは一代で完成するものではなく永劫に管理、育てていかねばなりません.

これは個人がクースを所有することにつきまとう大問題であります.

古の頃は家が代々引き継がれ、そこに付随するクースも引き継がれてきました.

今の世はせいぜい財産としてしか引き継がれません.

金に換え難いものは廃れてしまう.

息子がクースの価値観を理解できなければ、単なるお荷物でしか無く、私が死んだらクースもはいそれまでよという事になってしまう.

そんなこんなで、むなしさを感じる今日この頃です.
Posted by Ai-Nyai at 2012年12月28日 09:43
オカマに怒られる事は考えもしませんでした。
この場をお借りして、お詫びいたしますが、
世のオカマさん達は、心が広いので、許してくれますよ・・・きっと。

息子にクースの価値を教える話は、
苦労するでしょうね。
良く聞く話で、親のクースコレクションを、
捨て売りした話などを、たまに聞きます。
私も、まだ息子は未成年ですが、
これから苦労すると思います。

友達に、芝居でもしてもらって、
息子の前で、羨んでもらうか?
計画しようと思います・・・(祈)
Posted by 住職住職 at 2012年12月28日 13:38
人はいつ何があるかわかりませんから、

今ある手持ちの泡盛たちは、どうなるのかなと考えさせられますね。

オークションに出品されるなら、飲んでくれた方がうれしいのかなと個人的には思います。

ですが、酒はほどほどが良いですよね。


受け継いでくれる後継者育成を、これから頑張っていきたいと思います。
Posted by 泡盛じょーぐー at 2012年12月29日 11:29
どの分野でも難しい問題ですね。
泡盛とは違う話ですが古い映画館が閉館し、解体するというのでオーディーマニアの人がウエスタン・エレクトリックのスピーカーを貰いに行ったら解体業者がバラして薪にして暖をとっていたといい、ものすごく落ち込んだという話を聞いたことがあります。
価値の無い人からすればマニア垂涎のシステムも薪にしかならないようですね。泡盛も古酒も酒は酒。大部分の一般人の認識はその程度なのだと思います。
Posted by 宮城 at 2012年12月30日 20:22
 
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