2013年03月20日

30度会の開催

30度会の開催

以前に、30度の熟成感の話をしました。

30度は43度と比べると、ライトな感覚で飲みやすいところが良いのですが、

飲みやすさの追及も、濾過などで演出すると、

どうしても水っぽくなる。

それが、クースにすると解りやすく、美味しい30度の話になりまして、

今回の30度クースの開催につながったと思います。


考えてみると、クースとして売られる30度の泡盛は存在する。

販売される30度のクースの多くは、43度で貯蔵され、

濾過前の香味成分がある状態で、熟成され、

その香味を生かしたまま、加水し販売されるので、

一般酒を買って、瓶のまま古酒するのとは、味の深みが違う・・・。


しかし、今回の30度会は、

乱暴にも瓶貯蔵の30度を使用し企画しています。

秀ちゃん会の4月定例会での計画。

約30人で、8本の1升瓶を開ける計画なのですが、

居酒屋も貸し切る予定です。

酒は、今からメンバーの投票で決まるのですが、

ある意味、いい勉強になるはず・・・。

というのは、熟成の感覚が解りやすい。

もしかすると、劣化した酒もあるはず。

どんな造りの30度が、こんな味になっている!という感覚を磨くには、

30度の古酒会が、ベターな企画であると思えます。

それをするには、メンバーのクースに対する意識(知識)が、

高いことが求められます。

水っぽい酒もあることは間違いない。

でも、投票で対象酒を決めているところにも、

企画のアイディアがあるかと思います(嬉)


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Posted by 住職 at 22:00│Comments(0)泡盛
 
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