2021年09月08日
活版印刷

昔の活版印刷のようなラベルです。
識名酒造の「時雨」のラベルですが、県内で計り売りが主流だった泡盛を、
一番最初に瓶詰めにしたのが識名酒造と聞いています。
初期の瓶詰め泡盛は、オリオンビールの瓶が使われているものが多く、
オリオンビールの歴史を調べると、昭和32年創業。
https://www.orionbeer.co.jp/company/history2.html
その後のリサイクル瓶が活用されたことを考えると、
瓶詰めの最盛期は、32年以降ということになりますでしょうか?
更に、ラベル情報からは、元首里市とあります。
真和志村などのひょじも有りますが、那覇の合併は、54年ですから、
https://www.archives.pref.okinawa.jp/news/that_day/4589
オリオン開業前のラベルがあるということは、
他の瓶を使って、瓶詰めをしていたのが分かります。
今のラベルも、このころのデザインを引き継いでいますね。
ラベルで得られる情報は貴重です。
今なら、流行りの消しゴムハンコで造れそうなラベルですが・・・味がある!
Posted by 住職 at 09:30│Comments(0)
│泡盛