2025年02月25日
香りの慣れ 2

写真上段は伊是名の銘酒「常盤(ときわ)」です。
泡盛の匂いの話の続きですが、泡盛が苦手な人に朗報です!?
「臭覚は疲労する」という話です。
臭覚が疲れる!というのもおかしな話ですが、
実際に、感覚的に匂いをずっと気にしていると脳が疲れます。
匂いとは、匂い分子が臭覚を刺激し、脳に信号が伝わり感じています。
ずっと感じていると、頭がおかしくなる・・・。
そこで、脳は順応して、慣れてくる・・・ようになっている。
臭くても、そのうち、気にならなくなる。
そんな感覚ありますよね。
匂いには、「心地よい」とか「なつかしい」といった感覚があります。
それを好き・嫌いで判断しているだけで、
”麻痺しないほど臭い”というのは、そんなにある事じゃない!
結構臭く感じても、しばらくすれば、案外慣れるもので、死ぬほどの事は無い。
それが臭覚です。
我慢、我慢、耐えて、耐えて、耐え抜く・・・すると、いずれは慣れます!
いい加減ですよ。香りの好き嫌いなんて・・・。
泡盛嫌いは、飲み続ければ一時的なものです。
朗報でした。
ここで、精米の話を少し。
日本酒は、精米を60%~70%行います。
一方、焼酎は米のふくよかな甘味・旨味を残すため、
85%~90%です。
糠(ぬか)の部分が多い分、清酒に比べ匂いが強い。
アルコールだけでないのが、酒なので、、
糠由来の癖やコクも出る。
すっきり感や香りの良さを求めた清酒があれば、
独特の原料香を残した焼酎もある。
どちらも日本の酒です。
そんな話でした。
Posted by 住職 at 22:00│Comments(0)
│泡盛