2011年01月11日
講座の余韻

泡盛講座の事は、思い出しながら、又加えていきます。
前回の余韻として、ヒット商品の話に加えたいことがありましたので追記しました。
那覇久米「奴樽蔵」のヒットで火が付いた樽酒は、泡盛全体のフィールドを広くしたと思います。
泡盛の単純な味わい、臭いなどの既成概念にも変化を与え、多くのファンを創作しました。
そんな事言うのなら、神村酒造の「暖流」は、もっと前からあるじゃないの?
という人も居るのですが、「暖流」は本格派過ぎたのが、
大ヒットしなかった要因の一つと言われていますね。
その証拠に、私の友人は(那覇の「くろとん」という店で、)「暖流」ばかり飲んでいて、
「今の流行の樽酒は、度数ばかりか、香りも薄い!」と言ってました。
以前から、本格樽貯の蔵古酒は、飲み手に人気商品だったんです。
確かに大きなヒットでは無いですが、今も人気のロングセラーですから、証明済みです。
本格樽風味も、静かに売れています。
要は、後からのヒットのは、やはり飲み易さだったんでしょうね。
比嘉酒造の「残波」のように、女性ファンの取り込みも大きいと推測します。
「奴樽蔵」はネーミングの良さもありました。
当時は、竹下通りの「竹の子族」なるものも流行で、当て字ブームもあったはずですから、
ネーミングの斬新さも、若者ウケして飲まれたんでしょうね。
それと、25度ですから、値段も安かった。
私も良く飲みました。
時効ですけど、私は高校の時、開南バス停2Fの居酒屋で飲んでました。
「奴樽蔵」の生産が間に合わず、乗じて売れ出したのが、ヘリオス酒造の「くら」でした。
今はヘリオス酒造を支える代表銘柄になっています。
ヒット商品の切り口は様々。
後で分析すると、面白いことがわかりますね。
読谷比嘉酒造の「残波」は、どうでしょう?
(その前に、比嘉酒造さんには、年賀状も頂きました。有難うございます。)
「残白(ザンシロ)」と「残黒(ザンクロ)」という、流行の呼び方も、一世風靡しました。
人気は販売以来、今もトップクラスですし、こちらもネーミングがかわいい。
スナックの女性が水のように飲むので、困りました。(笑)
(こちらまでは、講座の一部を引用しています)
今期は、甕風味の5年古酒、プレミアム残波と販売しましたが、
青のラベルは、残青(ざんあお、ざんせい)?・・・どう読むのでしょうか?
味わいは、私の周辺でも評判でしたので、人気の急上昇を期待しますね。
ではでは。
Posted by 住職 at 22:00│Comments(1)
│講習
この記事へのコメント
10年以上昔、国際通りのお土産屋さんでバイトしていた時に
樽酒で試飲して評判が良かったのが「請福のオーク8年」でした。
あと、残波に友人がいるので住職さんのプレミアムの評価は
とても喜ぶと思います。
今年もためになる泡盛の話を教えて下さい。
樽酒で試飲して評判が良かったのが「請福のオーク8年」でした。
あと、残波に友人がいるので住職さんのプレミアムの評価は
とても喜ぶと思います。
今年もためになる泡盛の話を教えて下さい。
Posted by ピカデリー
at 2011年01月15日 18:37
